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腹黒ドS王子の愛する人

第4章 熱

次の日......






「まじかよ.....」




俺はあるマンションの前で絶句していた。




目の前にそびえ立つ巨大な建物、一般人は絶対に関係のないものであると分かる圧倒的オーラ。



そう、俺は今西条のマンションにきているのだ。




「さすが高級マンション....」



挙動不審になりながらエントランスから西条を呼び出す。



「今開ける。」


昨日ぶりに聞いた相変わらず低い声。




ずっとあっていなかった分、それだけで耳が震える。





「この階数、もしかして最上階?」




いつかもらった紙を持って立ちすくむ。



いやいやいや、ボンボンだとは分かってたけど最上階って.....」

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