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腹黒ドS王子の愛する人

第4章 熱

そんなことを考えているとエレベーターが最上階についたことを知らせる。




最上階は一つのフロアに一つの部屋しかなく、そこはまるで高級ホテルのようだった。




どんなとこすんでんだ!




久しぶりに会うんだよな....



震えるてでインターホンを押して西条が出てくるのを待つ。



ガチャッー....



「いらっしゃい。入って。」

「お邪魔...します。」




いつもと違う西条の姿。寝癖のついた髪の毛にほんのり赤い顔、それにゆるやかに着たシャツとスウェット。



色気はんぱねぇ......





「何かたまってんだ?葵。」



「いや!体調大丈夫か!?」


「あー、咳は収まった。まだ微熱なだけだな。」


「早く寝ないと!!」

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