SEXはしたいけど恋愛はしたくありません
第1章 ダメ女とダメ男
「どうぞ〜」
見慣れたヒロトの部屋に入る。
男の一人暮らしにしては片付いている部屋。彼女がちょくちょく来ている証拠。
壁には2人の写真が飾られている。
こないだ来たときにはなかった写真が増えていることに気付く自分が嫌だ。
「なんか飲む?」
「ビール」
「はぁっ?まだ飲むの?」
ヒロトはそう言いながらも、缶ビールを2つ持ってきてくれた。
「だって、酔っ払った方が気持ちいいもん。」
プシュっと音を立てて缶を開けてグビッと1口ビールを飲んだ。
「なんだよ、それ」
ヒロトはそう言いながら、私の唇をふさぐ。
「んっ……んぅ……」
舌が遠慮なく侵入して、私の口を犯す。
ヒロトの舌と私の舌が、いやらしく絡んで苦しい。
「……はぁっ…」
「そんな酔わなくても感じさせてやるよ?」
ヒロトの指が下着の合間から忍びこんで、私のクリトリスに触れる。
「あっ……!も、もう……?」
「こっちのセリフ。もう濡れてるけど?」
グリッグリッ…
ヒロトは指を押し付けて動かして刺激する。
これだけで身体がゾクゾクして、さらに愛液が溢れるのを感じた。
「お前濡れやすいよな。」
「あっ…うるさい…んっ…んぅ……」
グチュグチュッ…グチュグチュッ…
指の愛撫が気持ちよくて身体をよじる。
思わずヒロトにしがみついた。
「もうぐちょぐちょだ。」
ヒロトが耳元でささやく。