☆幻想窓☆
第12章 お嬢様の自慰
……愛してるよ、レナ……
……もちろんだ………
……さあ、もっと私に甘えて?
蜜が広がるように流れるほどだ。
あたしが妄想しているのは
いつもと違うシン……。
「あぁん、シン…好きだ!」
小声で愛を叫ぶレナ。
愛を叫ぶと共に意識を飛ばした……。
それは、ほんの少し。
「気持ちよかった…シンといつかヤリたい」
そんな難しい願いが叶うのだろうか。
……あぁ、どうか叶って欲しい。
今日は疼きを沈めるばかりの日だったな。
……さぁもう寝ようかな。
ショーツをはきなおして、眠りにつく。
「すーすーす……」
完全に意識をとばしたレナ。
その裏では。
「お嬢様……」
と、シンが部屋のドアの隙間から覗いて
つぶやいていた。