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☆幻想窓☆

第3章 某国の姫さん

「は…っ」
月光で照らされた彼が美しく見える─
コノヒトハ ダレ?

「一言も言わないのですか」

「あっ…な…なによ!」
われにかえり、ホルをつきとばし
逃げる─

「どこに行く」
冷たい一言と共に
わたしの手をにぎった─────

「やあぁっ!はなしてぇ!」
ホルが変わったような感じがする…
別人のホルみたい───

まるで脱皮したかのように…

「まだ話は終わってません。」

優しい顔から一変、固い顔になっていた────

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