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☆幻想窓☆

第5章 ~いやし~

「君は…杏珠ちゃんかな?」

“杏珠”という呼び名にドキリとした。

「はい。」

「杏珠ちゃんは保健室の常連さんだよ」
 
「へっ…そうなんですか」

「つまり…ぼくに会いたくてたまらないということだね」

うん。うん。
まさにそれなんです。

鼓動がドクッって鳴ったような気がする。

「はい…会いたくてたまりません」

先生のエンジェルスマイルで回復しちゃう。
人気がないから貸し切り状態だから
ひとりじめできる。

人気がないは、失礼だけど…ね

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