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☆幻想窓☆

第5章 ~いやし~

ふたりは果てていた。


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「杏珠、ぼく…襲っちゃった」

「いえ、いいんですよ。」

「いいの…?杏珠…」

先生はベッドから降り、いすに座った。

「はい。ファーストキスができたので」

ファーストキス、奪ってくれてありがとう
白月先生…

「え…ファーストキス、ぼくでよかったの?」

心配しなくていいんだよ、先生…

「はい…うれしくてたまりません。」

「そっか…」 

キスは大人の一歩。
わたしは一歩を踏んだんだね。

大人になればキス以上のこと。

処女をうばわれるんだ…

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