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☆幻想窓☆

第7章 気持ち悪いお父さん②



と…過去の記憶を思い出していた。

あたしたちは家に入る。

****

あたしはその後
お風呂に入って、そのあと
本を読んだり、自分の好きなことをしていた。
お父さんは自分の部屋でくつろいでいた
と思う。

そして夜

寝室に入ろうとした時

「詠美子、お父さんと一緒に寝よう」

寝ようじゃなくて 
禁断の時間でしょう?

この時間は、心と頭の中は正反対になる…。
自然に。

「はぁ…またか」
また愛されるんだ、お父さんに

気持ち悪いお父さんに…

レストランで十分じゃないのかい…
はぁ…

「うん、満たされないんだよ」

お母さんを愛してほしかったな。
愛されたくないんだよ…

もうそろそろ
この禁断の夜に幕を閉ざしたい。
7~8回は軽くやってるはず。

お母さんに言おうかと、考えている

だけど
禁断の夜を重ねるたびに

心と頭の中が正反対になるのよ…
心では気持ち悪いと言っているのに
頭の中では、愛されたいと…楽しいと
言っている。


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