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☆幻想窓☆

第7章 気持ち悪いお父さん②



それで結局…
「言わない」となる。

言うのを忘れている…みたいな。


「今日は寝させて欲しい」

通じるワケないとおもうけど。
それを分かって言う。
どんな反応するのか、楽しみなの。

「だめだ…」

正反対になってしまった、あたし…
言うと思ってたよ、その一言…

また、甘い時間が始まる…

堕ちていくあたし
心と脳は正反対

正反対になると、だいたんになる。
禁断の魔法。



あたしたちは
布団の中に入る。

前回のように
お父さんがあたしを抱きしめる…

「うーん…愛しい詠美子…」
肌をスリスリとするお父さん。
舌でペロッと、あたしの肌を味わう。

寒気が全体に伝わる。

「ふぅう…ん」
  
気持ち悪い、気持ち悪くてたまらない。
だけど、頭の中では快感なのだろう。

舌は首筋に移動している。 
「あぁ、ボディーソープの味最高…」

ボディーソープが唾液になってしまった。

その唾液はまるで
消毒液のような感じ。

「もう…ふぅ…」
カラダがしびれている…
脳の命令が体に伝わっているような感覚。

この禁断の時間が
終わったら、カラダを洗おう─

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