☆幻想窓☆
第9章 夕闇の踊り子
***
ボクは、家に帰った。
「ただいまー」
「おかえりなさい!」
リビングに向かう。
「今日はおいしいご飯よー」
「そうだよー、お兄ちゃん!」
母と妹。
お父さんは仕事でいない。
「そうなんだ」
ほほえみながら返す。
「できたわよー、はい食べてっ」
出てきたのは、ステーキとカレー。
ボクの大好物。
「いただきます」
「いっただきまーす」
ボクは、ステーキをちょっとだけ食べてみた
「おいしい…」
妹はカレーを食べている
「おいしー!カレー、激ウマ!」
「おー、よかったね。あゆ!」
かわいくて、元気な妹
名前はあゆ。
「うんっ!」
しゃべるたびに可愛く思う妹
恋愛とか、そういうのはないけど…!
ただ、ほほえましいだけ。
ボクは、ステーキにかぶりつく。
「おいしいなぁ」
おいしくなるように、魔法がかけてあるのかな。
「サトシー、あゆー!」
台所から大きい声がした。
「なに?お母さん」
「ママー何ー?」
「食べたらシンクの上ね!」
ああ、それか。
「りょうかい!」
「わかったー!」
ボクは、ステーキを食べ終わり
次はカレーを食べた。