☆幻想窓☆
第9章 夕闇の踊り子
カツとカレーのルウが絡み合って
おいしい。
「おにいちゃん、さきにごちそうさま!」
「うん、わかった」
妹は台所に向かった。
味わって食べるから遅くなるな…ふぅ。
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食べ終わったボクは台所に向かった。
「おいしかったー?」
台所で、調理していたお母さんが言った。
「うん、とても」
食べ終わったあとは、風呂に入った。
入ったその後は、宿題。
ボクは、自分の部屋にいく。
部屋は2階にある。
ガチャ
散らかっていない、荒れてもいないボクの
部屋。
なかなかきれいだ。
イスに座り
机に宿題を出す。
今日の宿題はプリント。
やった時……
集中力がググググン!とあがった。
書く手も進む。
……な…にこれ!?
何か魔術にかかったような感覚
「うん…?」
プリントを見たとき、答えがすべて
埋まっていた。
例の踊りを見てから何かおかしくなっている
運動場でいた時、縛られるような感覚
ごはんも美味しすぎるし…
集中力も…ハンパない
夕闇のなかで踊る月詠長霊歩の踊り──
あの踊りは何の効果が──?
彼女は…いったい何者!?