☆幻想窓☆
第9章 夕闇の踊り子
ボクは再び、眠りについた。
もう…呼ばれないだろう。
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翌朝……
チュンチュンと、小鳥の声がする。
ボクは、いつもダラダラとしながら
起きる。
「…んん」
ぐいっ
誰かに引っ張られるように起きた。
あれ、でもなんだか目覚めがいい。
たまたまかな、偶然かな……?
月詠長さんの…踊りの効果?
いや、もう月詠長さんのことは
考えないでおこう。
偶然ですませておこう。
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ボクは、朝食をすませ、学校にいった。
月詠長さんって…
この学校でいるのかな?
考えたくなくても、考えてしまう
それほど謎深き踊り子なのだ。
ボクは、校内に入り
一年生のクラスにいってみた。
でも……
月詠長さんって何組なんだろう?
ちょっと
教室のドアの前で立ち話してる女子に
聞いてみようかな?
「…ねぇ、ちょっといい?」
「何~?」
「ん?」
「月詠長さんって何組か知ってる?」
「あぁ…月詠長さんね、あの踊り子」
「月詠長サンはねー、4組よ♪」
「ありがとう!」
ボクは、去っていき
4組に向かった。