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☆幻想窓☆

第9章 夕闇の踊り子


ボクは再び、眠りについた。

もう…呼ばれないだろう。


***************


翌朝……

チュンチュンと、小鳥の声がする。

ボクは、いつもダラダラとしながら
起きる。


「…んん」

ぐいっ

誰かに引っ張られるように起きた。

あれ、でもなんだか目覚めがいい。

たまたまかな、偶然かな……?

月詠長さんの…踊りの効果?

いや、もう月詠長さんのことは
考えないでおこう。

偶然ですませておこう。

*****

ボクは、朝食をすませ、学校にいった。

月詠長さんって…
この学校でいるのかな?

考えたくなくても、考えてしまう
それほど謎深き踊り子なのだ。

ボクは、校内に入り
一年生のクラスにいってみた。

でも……

月詠長さんって何組なんだろう?

ちょっと
教室のドアの前で立ち話してる女子に
聞いてみようかな?

「…ねぇ、ちょっといい?」

「何~?」
「ん?」

「月詠長さんって何組か知ってる?」

「あぁ…月詠長さんね、あの踊り子」
「月詠長サンはねー、4組よ♪」

「ありがとう!」

ボクは、去っていき
4組に向かった。

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