
光
第15章 作戦決行②
普段、運動しない私は疲れてヘロヘロになった
「カナエはもうちょっと体力つけないとな」
1時間は滑ってましたって
普通は疲れちゃうって
けろっとしてる先輩が変なんです
「じゃあ
次は観覧車にするか?
あれ座ってるだけだし」
「いいですね」
私はもう疲れて座りたい一心でうなずく
「密室で2人きりになるんだけど…大丈夫?」
また、意地悪な顔で言う
なんでもそっちの方向にシフトチェンジするものなの?
「アツシ先輩となら…いいですよ」
本当にそう思うから…
ポロッと言ってしまった
すると
驚いて私を見つめ…
「じゃあ…
乗るか」
疲れた私を気遣いながら観覧車に乗りこむ
