
光
第17章 攻撃
そんな時、扉が開きアツシ先輩が入ってきた
「わりー
遅くなって…
…ってカナエ?
どうした?
大丈夫か?」
肩で息をして額には大量の汗
どう見ても全力疾走したみたいなアツシ先輩が
すぐに私の異常に気付いてくれる
得体の知れない恐怖なんか
太陽みたいなアツシ先輩が、現れただけで吹き飛ばす
「ナイスタイミング!!
アツシさすがだね♪
ちょっと行ってくるからカナエちゃんよろしくね?」
事情もわからないのに
「おう」
すぐにユウト先輩に腕を上げて見送る
あわただしく出かけるユウト先輩
「俺も一緒に行く」
タケル先輩も行ってしまった
