
光
第17章 攻撃
「おかえり」
アツシ先輩は涙を浮かべながら言った
すごく痛かったんだね
「ったく
場所考えろよ
ガキじゃないんだから」
そうですね
暴走注意!
大事です
「まあ…はからずも告白の場面に立ち会ったから
よくわかったし
カナエちゃんの気持ち」
ええ!?
どこから聞いてたんだろう
恥ずかしい!!
「アツシと付き合うんだね
…おめでと」
ユウト先輩…
そんな悲しい顔しないでください…
「わかってた…
の間違いでしょ?
ユウト
おめでとう
アツシをよろしくね?」
タケル先輩…
「わかってた?」
キョトンとするアツシ先輩
「うわ
マジでムカつく
こういうとこ天然だよね
アツシって」
あはは
わかってたのか
余計に恥ずかしいな
「まあまあ
ユウト…気持ちは分かるから」
タケル先輩は仲介役なのか
知らなかった
