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第18章  反撃


「こんな物まで…!
わざわざ作って…
そんなに私を陥れたいの?
たいした執念だわ…

私が聞きたいわ
何故こんなことまでするの?

私が中学に戻ったことがそんなに気に入らないの!?」
トウコ先輩…怒りに震えてる…

なんだろう…
おかしい

なんで平行線なんだろう
ちっとも話が噛み合わない
すごくもどかしい

トウコ先輩は何も知らないのかな…

さすがのユウト先輩も
どうしたらいいのかわからないみたい
こんな展開は予想外なんだろうな

私も話をしたら解決すると簡単に思ってた…

するとずっと黙って聞いてた取り巻きの
もう1人の女の先輩が
おずおずと口を開いた

なんだか暗そうな人だな…

「あの…」
みんなの視線が集まると
小さい体をもっと小さくして
「ごめんなさい
もうそろそろ帰らないと
親が心配して連絡きたら
困るんです
携帯使えないのバレたら
本当に困るんです
早く直してくださいっ」


なにを言ってるんだろう?

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