
光
第3章 心
麦茶とコップを持った先輩は階段を上がっていく
あわててついていくと
「オレの部屋
散らかってるけど…」
そう言って入ってく
男の人の部屋って初めてかも
急に緊張してきた
入ったとたん先輩の匂い…
先輩に抱きしめられてるみたい
って
余計にドキドキしてきた
勉強机
本棚
普通の部屋だなぁ…
普通と違うのはトロフィー?サッカーのかな?
キョロキョロしてる私に
「あんま見んなっ」
ちょっと恥ずかしそうな先輩
こういうとこ…かわいいなぁ…
先輩は座った隣をまたポンポンと叩く
座れって…ことかな?
隣に?
ちょっと恥ずかしい
