DAYS
第40章 ホント ノ ホント M×N
状況を理解したのは、和が俺のボタンに
手をかけて外し始めた時だ。
「え?ちょ、和?」
「じっとしててにゃ。」
「いや、無理でしょ!」
体を動かそうとしてみても、
ガチャガチャと手錠がベッドサイドに
当たっては音を出すだけ。
その間にも和の手はどんどん
侵食してきてる。
…なんだか、妙な感覚に襲われる。
俺を見る和の瞳は、いつもとは違って
雄を含んでた。
いつも組み敷いてる和とは違う、
息を呑むような男気と色気。
動けないと諦めたことと、
和の雰囲気に圧倒されて
もはやされるがままの俺。
「…ふふ。」
上を脱がし終わると、満足そうに
クスッと笑った和。
その顔にまた、ゾクッとする。
ゆっくりと和の手が乳首に触れる。
ほんの少しだけ。
「んっ…。」
「かーわいいにゃん。」
「可愛くねーわ。
なぁ、これ取って?和。」
「んー…。まだ、だぁめ。」
不意にチュッと、胸元にキスをされる。
思わず体が跳ねた。
「もー、和。」
「そんな事言ってるけど…」
感じてるクセに…?
そう言われたと同時に、下半身に
快感が突き抜けた。
バッと体を起こして和を見れば、
すっかり形を持って大きくなったものを
パンツから取り出すと、
愛おしそうにそれに頬ずりをする和。
もう飛んでしまいそうなくらいの
妖艶さに、つばを飲んだ。