DAYS
第40章 ホント ノ ホント M×N
口に含む姿がゆっくりと、スローに感じた。
早く快感が欲しかった。
それほど待ち望んでいたんだ。
気持ちはあの日への罪悪感で
踏み切れないでいたけど、
体ってのは正直で。
和の舌がゆっくりと俺のモノに絡んだ。
その瞬間、凄まじい快感が俺を呑み込む。
「っうぁっ。」
思わず声が出てしまった。
まるで俺の声じゃないような、甘い…。
「くふ…ひもちひい?」
「ぁ…喋るな…。」
和は、アイスキャンデーを舐めるように
俺のモノを旨そうに咥えてる。
その仕草に幼稚なあどけなさを感じつつ、
でもしている事とのギャップ。
それがまた、俺を昂らせてた。
どうしようもなく、昂らせてた。
「はっ、あっ。…も、離せっ。」
「ひやだ。」
「あああ…っ!」
久しぶりの快感の大きな波には逆らえず、
あっさりと和の口に放ってしまった。
「…出せよ。」
「もうないにゃん。」
舌を出して口を開けた中はもう何も無い。
「もー…。」
「久しぶりの潤くんの味、
美味しかった…にゃん。」
さっきまでの強気な姿勢はどこへやら、
ガラッと変わって可憐な雰囲気。
そのギャップにもまた、
どくんと心臓が跳ねる。
「なぁ和、これ…」
「まだダメ。
だって、潤くん逃げちゃうにゃん…。
俺に触れて。
潤くんを感じさせて。
潤くんが欲しいにゃん。」
ああ…、どうしようもなく
コイツは俺を捕らえて離さない。
でも不思議と嫌じゃないんだ。
だって好きなんだから。