DAYS
第40章 ホント ノ ホント M×N
ついさっきイったっていうのに、
熱は収まるどころかまた沸き上がってくる。
ひとりではもう抑えられない熱を、
潤くんにどうしても鎮めてほしくて…。
「潤にゃん…。」
「ん?」
「もう…挿れて欲し、にゃん。」
さっきまでの方がもっと恥ずかしいこと
してたのに、今になってその恥が
全部回ってきたみたいに体が熱い。
それを潤くんも分かってるのか、
「何で泣いてるの?可愛いなぁ…。
さっきまでのがよっぽど
淫乱、なことしてたのにねぇ?」
「やだにゃぁ…。」
潤くんだって、人のこと言えないような
格好してるのに。
手はまだ手錠を掛けられたままで、
ベッドサイドに括りつけられてる。
シャツは前だけが開いてて、
デコルテや腹筋から色気が漏れてる。
…全部俺がしたんだけど。
俺が主導権を握ってたはずなのに
いつの間にか潤くんの手の中にいる俺。
おかしいな、こういう駆け引きは
得意な方だったのに。
潤くんに関しては何も勝てない気さえする。
「泣いてないで、ちゃんと言いなよ。」
「言ったじゃん…っ。」
「ちゃーんと言えたら、ね?」
「っ。」
やられっぱなしは性にあわない。
でも、どう抗っても潤くんには勝てない。
「潤くんのおっきいの、挿れても
いいですかにゃん!」
「可愛いなぁ…。いいよ。」
やっと許可が出たところで、
潤くんのモノを手で握ってゆっくりと
蕾に沈めていく。
「あ、手錠…」
「いいよ。今日は、和が自分で動いて
いーっぱい気持ちよくなれよ。」