DAYS
第40章 ホント ノ ホント M×N
乱れに乱れて、どこが前か後ろか、
上か下かも分からないほどに揺さぶられる。
潤くんに必死にしがみついて
いる事しか出来なくなる。
どちらかの汗が体を伝う。
その感覚でさえ刺激になった。
「ぁっ、あ…っ。」
もう声も出ない。
精も尽きた。
それなのに潤くんは止まらなくて、
俺の腰も止まらない。
だってどれだけ繋がっても足りない。
潤くんの全部をしぼり取って、
俺の中に全部欲しい。
「もっ…とぉ。」
「はっ、今日の和、すっご。」
気持ちがいい、とかそんな感覚は
薄れてきてる。
ただ、中が擦られる熱だけが
はっきりと伝わって、
「潤くんとひとつになってる」
って事が、終わらない快感を生んだ。
「もう終わりに、しとこうね。」
「やだっ、やだぁ…っあ。」
「もー…っ。今日はほんとに、どうしたの?
久しぶりっ、だからか?」
久しぶり、なんて言葉はもう、
ここまで来れば言い訳なのかも知れない。
本当の俺はこんなに変態なんだよ。
淫乱、なんだ。
潤くんだけが俺をそうさせてるけど。
潤くんが欲しくて欲しくて堪らない。
「ほら、気持ちよくイってね…。」
「ぅ、あああっ。」
これでもかってほど下から突き上げられて、
もう抱きつくことさえ出来ない。
頭は一瞬で真っ白になって、
意識はポーンとどこかへ飛んでった。