DAYS
第40章 ホント ノ ホント M×N
M side
「にゃああああああっ。」
「ぅあっ、すご…。」
一際大きな声を出した、かと思うと
体がぐっと後ろに仰け反って、そのまま
後ろに倒れてしまった和。
その中心からは、白いものが
ドクドクと流れている。
体は小さくしていて、
薄らとピンク色に染まった肌からは
計り知れない妖艶さが滲み出ていた。
いつまで見ていてもが飽きない。
むしろずっと見ていたいくらいだ。
2人だけで部屋に閉じこもって、
和が俺だけしか見ないような空間に
閉じ込めて…。
鎖で繋いで、2人っきりでいれたら
いいのに。
なんて馬鹿なことを考えて、
自分で少し笑ってしまう。
…ん?
鎖?
腕を少し動かせば、ジャラっと
重たい音がする。
「ああああああ!」
すっかり忘れていた。
自分が鎖に繋がれたままだって事に。
「やっば…。」
あんなに大きな声で叫んだのに、
和はピクリともしない。
起きる気配なんて微塵も感じられない。
何ならいびきが聞こえてきそうな程の
勢いで眠ってるし。
「…ふふ、潤にゃーん…。」
「何それ、可愛すぎんだろ。」
まだ猫の気分なのか、体を自然と
丸めて寝ている。
このままじゃ明日の朝、大変な事に
なるのは分かってるけど、俺にも
限界が来ているみたいだ。
久しぶりの行為で興奮していたのか
いつも以上に疲れていて、
瞼が落ちてくるのに逆らうことが
出来なかった。