DAYS
第42章 カオリ M×N
どうしても潤くんが欲しくて、
体の奥がきゅんと疼く。
モジモジと体を動かしていれば
それに気がついた潤くんがクスリと笑った。
「欲しい?」
また意地悪な事を聞く。
ツー…っと、綺麗な細い指で、体のラインを
なぞられれば、必然的に体が跳ねた。
首筋にちゅっと優しくキスを落とされれば、
一際大きく体が跳ねた。
その動作で、また潤くんのカオリが漂う。
カッと体が熱くなった。
「やば…。
我慢出来そうにない。」
そう言うや否や、すぐに俺を抱えて上げた。
すぐ近くに綺麗に整った潤くんの顔がある。
心臓がバクバクとうるさい。
我慢なんてしないで。
俺を求めて。
熱くなった体を、もう自分では
鎮める事は出来ない。
潤くんに触れて欲しくて仕方ない。
そんな想いを口には出来ないから、
伝わるようにとぎゅっと抱きついた。
それが届いたのかは分かんないけど、
さっきよりも潤くんの足が速くなった。
寝室に着くと、優しくベッドに下ろされる。
その動作から大切にされている事が
伝わってくる。
「こうやって触れ合うの、久しぶりだね。」
「最近、忙しかったから。」
「じゃあ今日はいっぱい愛し合おっか。」
歯の浮いちゃいそうなセリフだって、
サラリと言ってしまう。
キザだなって思うのに、それでも
格好いいって思う。
好きだから。