DAYS
第43章 俺の翔子ちゃん M×S
「ど、どうした?翔。」
なるべく優しく、波を立てないようにと
聞いてみたけど、そんなのは無駄だった。
「どうした?じゃないよ!
バカバカバカバカバカバカバカバカバカ!」
むしろ俺の発言は地雷を踏んだらしい。
翔は手当り次第、掴んだものを
俺の方に投げてくる。
「痛い痛い!」
「知るかバカ!」
さすがにここまでされると、
普通に目は覚めるし、何なら怒りすら
覚えてくる。
「何なんだよ!いきなり!」
「何で潤が怒るのぉー…!!」
「ええ!?」
さっきまでは怒っていたかと思えば、
打って変わって今は大号泣してる。
ますます分からなくなった。
翔を問いただしたい気持ちもあるけど、
泣いている翔を見たら怒りなんて
ぶっ飛んだ。
「あああ、俺が悪かったから。な?
ちょっと落ち着こ。な?」
「そーだよ!全部潤が悪いの!!
落ち着いてなんていられる訳ないでしょ!
浮気されてんのに!!!!」
「…は?」
浮気…?
ウワキ?uwaki?
「はぁ!?浮気って、誰が!?」
「すっとぼけんな!
潤に決まってるじゃん!!」
「俺が!?」