DAYS
第7章 crazy for you M×N
N side
嫌だと言う間もなく、気がつけば
裸にされて外に出てて。
「ふぅ…。気持ちー…。」
潤くんが俺を後ろから抱きしめながら
浸かってる。
「いい景色だね。」
いい景色なんだけど、
濡れた髪を右手で髪をかき上げてる潤くんの
動作の前じゃ掠れてみえる。
髪をかき上げるだけの仕草なのに、
かっこよくて画になる。
そんな潤くんを見てたら逆上せそうに
なっちゃって、慌てて露天風呂の淵に座った。
潤くんを見ると、にやって笑ってる。
「潤くん?」
「和?離れちゃダメなんじゃなかったっけ?」
「え、いやだって熱くなっちゃってー…」
「俺のこと見てたら、熱くなっちゃった?」
なんて馬鹿なことを聞いてくる。
いつもだったら
「違うわ!」
って否定するところなんだけど、
何せ今日の俺は一味違うから。
「うん。だって潤くん、
かっこいいんだもん。」
潤くんの目を見て言えば、
目を何回もぱちぱちさせてる。
「もー…。」
「潤くん?」
「ほんっとにやばいな…。」
自分に言い聞かせてるみたいに
潤くんが言う。
「こんな俺、変?」
「そんな訳ないでしょ。」
即答。
「今日は、随分素直だね。」
「自分でもびっくりしてる。」
ふふっと笑うと、潤くんも笑ってる。
「じゃあ、そんな和にご褒美あげるね?」
「へ…。」
そう言うとすぐに、俺を湯船の中に
引っ張りこんで深いキスをする。
「んぅ…ふ、はぁっ。」
舌を優しく吸われて、頭がじんってする。
唇が離れると、首筋に口付けられて
体が跳ねる。
手がするすると俺の胸にまで上がってきて、
乳首にまで到着すると何度も手のひらが
固くなった先端をかすめる。
その度に声が出て、恥ずかしくて唇を
きゅっと噛むけど、
潤くんはそれを許してくれなくて
指を一本俺の口に持ってくると、唇を
こじ開けて指が中に入ってくる。
「ふぁ、あ、やぁ。」
「やじゃないでしょ。」
そう言って、きゅっと乳首を摘まれる。
「気持ちいい?」
「やらぁ。あっ、ひゃ…。」
「嘘はダメだなぁ。」
潤くんが意地悪な顔をして、
既に立ち上がった俺のモノを指で
ゆっくりとなぞった。