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N side


それからの潤くんは凄かった。


「あ、あっも、イッちゃ、はっ、ああっ。」
「何回でもっ、イッて、いいっよ。」

激しい腰の動きに、翻弄される。
体を突き抜けるような快感に、何度も
意識さえ奪われそうになる。


「あ、ああああっ。んぁ、あ、あ…っ。」
「ぅあっ。締まる…っ。」


何度目か分からない熱を吐き出す。
俺の腹の上には、吐き出した白濁。


「ぬるぬる…だねっ。」
「やぁっ、恥ずかし、からっ。あ、あっ。」
「中、締めてるよ？気持ちっい？」

熱に魘された潤くんの瞳。
額からは汗が流れてて、
頬はうっすらと紅くなってて。


潤くんも余裕がないんだな、って思ったら
嬉しくなる。


「ね、もっと。…っあ、もっと、ちょ…だい。」

繋がってることが嬉しくて。
もっともっと潤くんが欲しくて。
少しの隙間もないくらい、潤くんで
いっぱいになりたくって。

途切れ途切れの声で、必死に伝えれば
潤くんの顔がさっきよりも紅くなってる。


「っ！もー…。知らねーぞ。」
「ああっ！あ、んんんっ。ふぁっ。」


最奥まで突き上げられる。
ギリギリまで引き抜かれたと思えば、
一気にイイところを狙うように送り込まれる。

あまりの刺激に、目の前がチカチカする。


「あっ、あっ、ダメっ、イク、ああっ。」
「俺、もうちょっとだから、ちょっと
我慢して…っね。」


そう言われたと思うと、潤くんの指が
はち切れそうな俺のモノの根元を掴む。


「んんっ。凄…。まだ締まっるね。」
「ひゃああっ。あ、ダメ、苦しっ。
イきたっ、あ、願いっ。イかせ…て。」
「俺も、イくっ。」
「あっ！ひゃぁあっ。あ…。」

ゆっくりと絞められたソコが、開放
されたと同時に、白濁が飛び出た。
体が何度もびくびくと跳ねる。


数秒遅れて、潤くんも吐き出した。
中に放たれた潤くんの熱が、じんわりと
広がっていく。


温かいなぁ。
幸せだなぁ。
薄れていく意識の中でふと思う。


「和。愛してるよ。」


意識を手放す直前の言葉。
俺もだよって返してるつもりなのに、


「んー…。」


返事かどうかも分からないような声を
発して、ふわふわした夢の中に落ちた。