DAYS
第8章 一番 S×A
S side
荒い息を吐きながら、ぐったりしてる雅紀を
見て、やり過ぎたことに気付く。
「これ、解かなきゃ。」
さすがに縄で縛り付けたままじゃまずい。
縄に手をかけようとした時、
張り付いたパンストが見えた。
先走りが垂れ流れて、太ももの付け根
あたり一帯を濡らしている。
「うわ…。」
べったりと張り付いたそれは、
思わず息を呑むほどエロかった。
急いでリビングに向かって、携帯を
持ってきた。
雅紀が気絶してるのをいい事に、
こっそり撮影会をする。
「この角度、やばいわ。」
独り言を呟きながら、
何枚も写真を撮っていく。
チラリズム、よし。
モロ見えも捨てがたい。
一通りのシュチュエーションを撮り終えて、
パソコンにデータを転送する。
雅紀は知らないよなぁ、
俺のパソコンに写真を貯めてるってこと。
もうどれ程撮ったか分からないような
膨大なデータの写真がフォルダに入ってる。
だって、いつでも雅紀見てたいし。
変態だってのは承知の上。
「あっ。」
すっかり撮影会に夢中で、本来の目的を
忘れてしまっていた。
「縄を解かないと…。」
後ろで縛っていた紐をとれば、
力の抜けた両腕が、ポスンとベッドに沈む。
そこは、少し赤くなっていて。
「やっちゃったなぁ。」
その赤くなった痣に、優しくキスを
落としていく。
脚の自由を奪っていた物も全部解いて、
ゆっくりと雅紀の体をベッドに寝かす。
その間も、雅紀は起きなくて。
少しだけ不安になる。
「俺を置いて遠くに行くなよ。」
意識を飛ばしてる。それにまで嫉妬する。
自分がした癖に。
少し前の自分にさえ嫉妬する。
めちゃくちゃな俺の願望は留まることを
知らなくて。
雅紀に起きて欲しくて、
嵌めていたリングに手を伸ばし、
ゆっくりと外していていけば
「あああっ!んんんっ。は、あっ。
しょ、ちゃ、あああああ。」
白くて熱い、愛おしいその液を
何度も何度も吐き出してる。
上半身がしなって、顔を天井に向けて
強過ぎる刺激を逃がそうとしてる。
その首のライン。
恍惚とした表情。
全部、俺のもの…。