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DAYS

第8章 一番 S×A


A side


強烈な刺激を感じて、
遠い世界から一気に、意識が引き戻される。


「あああっ!んんんっ。は、あっ。
しょ、ちゃ、あああああ。」


解放されたソコからは、何度も白濁液が
放たれてる。
それは確かに俺の体に起こっている事
なのに、どこか遠い世界から見ているような
妙な感覚だった。


体で受け止めきれない快感。
弓なりに体が仰け反った。


「しょうちゃ…はっ、あっあっ。」
「雅紀。まだ元気なの?」


微かにくすって笑う声が聞こえる。
その小さな音は、俺の耳にダイレクトに
届いて、俺の全てを犯していく。


そんな翔ちゃんが堪らなくて。
また俺のモノが反応してきたのを
翔ちゃんがあざとく見つけてくる。

少し形を持ち始めたそれを、
翔ちゃんの指が何度も往復してる。


「ふぁ。あ、ああっ。」
「ねぇ、雅紀。」


憎たらしいほど綺麗な笑顔を
向けてる翔ちゃん。


「これじゃあ、物足りないよね…?」
「あああっ。…んんっ。」


難なく三本の指を咥えてるソコ。
じゅくじゅくと、卑猥な音が
部屋中に響いてる。


足りてる訳がない。

その妖しい笑みも。
長い、綺麗な指も。
ぷっくりと色っぽい唇から出てくる
意地悪な言葉も。


「雅紀。言って。」


冷たいような言い方。
指で唇を撫でる癖。

その癖、興奮してる時の癖、でしょ?
俺に対して欲情してるの?
こんなに嬉しいこと何てないでしょ。


ねぇ、その顔。もっと見させて。
もっと翔ちゃんが欲しい。


「やだ。」
「強情だなぁ、雅紀は。」
「ああっ。やっ、あっ。」
「ココ、こんなに俺のこと待ってるのに。」

俺の蕾を掻き回しながら、
余裕そうな顔で俺を見てる。


でも、翔ちゃんも辛いんでしょ?
だって、スウェットのソコ、
パンパンになってるもんね。


我慢してる翔ちゃんの顔は、
最高潮に色気がある。

誰も知らない、俺だけの翔ちゃん。


「雅紀。」

紅くなった頬。
少し呼吸を弾ませて、俺の名前を呼ぶ。


いいよ、翔ちゃん。
俺が気持ちよくしてあげる。

時折熱い息をこっそり吐いてる
翔ちゃんがね、すっごく愛おしいから。



「翔ちゃん、ちょうだい?」

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