DAYS
第8章 一番 S×A
S side
あんな誘惑に勝てるわけない。
「翔ちゃん、ちょうだい?」って…。
あげますとも、あげますとも。
いくらでも、雅紀の限界まであげる。
こんな雅紀を目の前にして、待てをしてた
俺って、実はM何じゃないか?
なんて馬鹿なことを頭で考えてたら、
「ね、翔ちゃ、はやっく。」
うるうるした瞳が、俺を貫くように捉える。
「挿れるよ…。」
「ゔあっ。…はぁぁ、んんんぅ。」
散々焦らされて、蕩けたソコに
ゆっくりと押し挿いっていく。
待ちわびた刺激に、思わず体が震えた。
それは雅紀も同じみたいで、
雅紀の中が、俺を逃すまいと激しく
収縮を繰り返して俺を離さない。
「あああ…。ふぅ、あっ。」
苦しそうな顔をして、息をしてるけど、
もう止められなかった。
「ごめん。動くよ。」
「え?…っあああっ!やっ、まだ、苦し…っ。」
あれだけ入念に解かしたのに、
まだ少しきつい。
それでももっと雅紀が欲しくて。
欲望のままに突き上げたくなる衝動を
何とか踏ん張って耐える。
「翔ちゃん、あっ、しょ、ちゃんっ。」
俺の名前を何度も呼ぶ。
その姿が可愛くて。首筋にキスをした。
ゆっくりと抽送を繰り返していれば、
結合部分から、水音が聞こえてくる。
雅紀の声も、甘さと色気が増してきて、
「んんぅ。ふぅ、はっ、んっ…。」
蕾の浅いところを行ったり来たりする
俺の動きに我慢出来なくなったのか、
雅紀が腰を揺らしてる。
「まーさき。腰、揺れてるよ?」
指摘すれば、顔がぼっと紅くなる。