
DAYS
第10章 ためらいは捨てて S×N
寝室に入ると、残っていた理性が崩れる。
ベッドの真ん中に、ゆっくりと和也を
下ろす。
来て。
そう言っているかのような目。
誘ったの、お前だかんな。
誘われてやるよ。
「んんぅ。ふぅ、あっ。」
「…っふ。」
キスってこんなに甘かったか?
「は、あっ。やっんぅ。」
「嫌?」
和也が俺の胸をとん、と押す。
唇を離すと、つぅーっと銀の糸が
二人の間で伸びて光る。
「や、じゃないっけど…。」
「けど?」
首筋にちゅっと、唇を落として
舌を這わせると
「…っぁ。」
小さく声を上げて震えてる。
「ねぇ、どうしよっか。」
「キスじゃ、足んない…っ。」
俺の方に手を伸ばしてくる和也。
何をするかと思えば、俺の右手をとって、
「ここ、触って欲しっ…。」
布の上からでも勃ち上がっているのが
分かる和也のモノに置いた。
置いた俺の手に、擦り付けるように
腰を揺らしてる。
そのたびに、スカートがふわふわと
揺れてて。
今まで、感じたことのないような
異常なほどの興奮が全身を駆け巡った。
目の前にいるのが、女なのか男なのか
分からなくなるほど、和也の仕草は
凄まじい色気を放っていた。
スカートをめくると、
「あ、やだぁ…。」
「ほら、手どけないと触れない。」
スカートの端を持って、恥じらう仕草は
女の子そのもので。
「あ、濡れてる…。」
「言わな、っでいいからぁ!」
パンツの上からでも、
濡れてるのが分かった。
真っ赤な顔をして抗議してくるけど、
ぜんっぜん説得力ないよ?
むしろ可愛いだけだよ?
そこのところ、和也は分かってるのか?
「ねぇ、触ってもいい?」
「聞かないでよ…。」
「言えよ。」
少し強めに、強引に。
和也、好きだもんね?
こうやって言われるの。
「お願、触って…?」
涙を滲ませた瞳。
必死に懇願する健気な姿。
「脱がすよ?」
「あっ、わっ。」
パンツに手をかけると、
そのまますぽーんと脱がせてた。
可愛いスカートの奥から見える
男のシンボル。
そのアンバランスさが堪らない。
