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DAYS

第11章 好きな時間 M×N S×O A×♡




おめでとう。って言葉が何度も飛び交って、
楽屋が、祝福の雰囲気で溢れてた時。


「俺からも、一ついい?」
「俺たち、でしょ。」
「あ、そっか。」


席に座って、少しかしこまってる松潤。
その隣には、ニノが座ってる。


え。まさか?



「俺たちも、付き合ってます。」
「何か便乗するみたいで、ごめんなさい。」
「えーー!?」


今度は、リーダーと翔ちゃんまで
びっくりする番だった。


「まじかぁ。」
「もう頭がついて行けない…。」


頭がパンクする寸前だった。


えっと…。
翔ちゃんと、リーダーが付き合ってて。
しかも、一年前から。
それで…。
ニノと松潤も付き合ってて。


「そっちはいつから?」

翔ちゃんが、まだ驚きを隠せていない顔で
二人に聞いてる。


「もう3年になります。」
「「「えーー!?」」」


3人の声が重なって、
慌ててニノと松潤が


「しー!ここ、楽屋だから。」
「落ち着いて!ね?」


いや、落ち着けないよ!


リーダーと翔ちゃんたちにも驚いたけど、
その上を突き抜けてった。


「3年って…。」
「「ごめんなさい。」」
「謝ることじゃないけどね。」


3年も、気づかなかったんだなぁ。


「言わなくちゃいけないとは、
思ってたんだけど…。」
「分かる。分かるよ。」


お互いに肩を叩いて、共感し合ってる4人。


何か…


「俺だけ、仲間はずれ…。」


思わずぼそっと呟いちゃった。

だって、そうでしょ?
…分かってるよ。

でも。


「寂しい…。」


口に出せば、いよいよ涙まで出てきて。

そんな俺を見て、4人が慌てて


「わわ!泣かないで、相葉ちゃん!」
「そーそー!皆、相葉さんのこと、
大好きですから!」


必死になって、俺を慰めてくれてる。


「分かってる…。
困らせちゃって、ごめんね?

俺、嬉しいよ。
皆が幸せそうで。」
「もー…。」


めっちゃいい人だー。って、
その後4人に滅茶苦茶にされた。

抱きついてこられたり、
髪の毛ぐしゃぐしゃにされたり。


口では、「やめろー!」って言ったけど
ちょっぴり嬉しかった。

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