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DAYS

第13章 愛のままに わがままに N×M





まだ。

まだ挿れてあげない。


もっともっと俺を欲しがる潤が見たい。



縄は解いてあげた。


…ちょっと赤くなってる。
ごめんね。


もう一切力が入りません、って感じで
潤は枕に顔を埋めてる。


「は、やぁぁ。んんっ。」
「ココ、凄いよ。

何本入ってると思う?」
「も、やだ…。あっ。」
「いーち。」
「んんっ。」
「にー。」
「…はっ。」
「さんっ。」


3本目を、ぐりんっと内壁を
沿うように擦れば


「ああ!?
やだやだやだ。」


3本目が、イイところにヒットした
みたいで、シーツをぎゅーーっと
握ってる。

その白くなってる手に、
ゆっくりと自分の手を重ねる。


媚薬に侵された潤の体は
充分反応する。



「ダメじゃないでしょ?

こういう時は、イイって言わなきゃ。」


優しいようで、有無を言わさない。

それを潤も感じたみたいで、


「…キモチイイ…。」


いつもは絶対に言わないのに。

媚薬って、ほんとに凄い。
潤がここまでなるんだもん。


今まで、どれだけ体を重ねたのか
分からない。

だけど、ここまでの潤は初めてだった。


いっつも、組み敷かれても
綺麗で、主導権を握ってて、
俺を翻弄して、誇り高くて。


「好き?」「キモチイイ?」

そう聞いたって、


「うっさい。早く動けよ。」


ひどくない?俺の扱い。


だからね、潤。
俺の下でこんなに乱れてる潤を見れる
のが、俺は凄い嬉しいんだよ。



「も、指ゃだ…。」
「んー?」

敢えてゆっくりと返せば、
潤の腰が揺れてくる。


「ね、和の。和のがいい。」
「もうちょっと待ってね。
久しぶりだったから。ね?」


なーんて嘘。

すっかり蕩けてるソコに
何度も何度も指を出入りさせる。



「も…お願い…。」


ぽろぽろと涙を零しながら、
俺に訴えてくる。


やっぱり綺麗だよ、潤は。


俺のために泣いてるんでしょ?
自分の欲のために泣いてるんでしょ?

どんな理由があっても、
潤の涙はどこまでも澄んでる。


潤はピュアだから。


「あげるよ。」


その言葉に、今日1番の笑顔をくれた。

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