
DAYS
第13章 愛のままに わがままに N×M
そこからの潤は、
見た事もないほど淫らだった。
「は、和。和。」
「まだ締めるの…っ。」
「もっと、もっとぉ…。」
高くお尻を突き上げて、
自らも腰を振ってる。
「なかなかの…、眺めだよ、潤。
気持ちいいの?」
「あ、あっ。もっと…。」
俺の言葉も耳に入ってないほどに
滅茶苦茶になってる潤。
夢中になってるのは嬉しいけどさ?
それだけ欲しいんでしょ?
嬉しいけど、それは違うでしょうよ。
「ねぇ、ちゃんと答えてよ。」
「ひゃぁあっ。」
耳元でふっと息を吐きながら
囁けば、きゅっきゅっと俺のを
締め付ける中。
「ぅあっ。…気持ち、和…っ。」
恍惚とした表情。
いつもの男らしい雰囲気は
どこへやら、甘く妖艶な雰囲気を
醸し出してる。
「…ぁあっっ。…っ!」
「あ…っ。潤、イった?」
「はっ、はぁ、あふっ…。」
肩で大きく呼吸してる潤。
中はぐるんぐるん動いては、
俺のモノを搾り取る。
「俺のモノだよ…。」
また締まる中に耐えきれず、
ありったけの愛を注ぎ込んだ。
「潤?」
「…っは、はぁ。」
俺の眼下で、息を切らせて呼吸してる。
だけど何度呼んでも返事はないし。
「じゅーん。
あ…。」
完璧に意識をとばしてる。
…やりすぎちゃったなぁ。
いつもはここまで抱かない。
だって、潤の負担になるのは
絶対にやだったから。
なんだけど…
「ヤキモチ妬いちゃったんだよ…。」
潤の周りのモノ全部に嫉妬してる。
醜いって分かってる。
だけど、どうしようもなく
好きなんだよ。
「どうしよ…。」
ぐったりしたまま動かない潤。
相当深くまで堕ちてるみたいで、
なかなか不定してこない。
「俺じゃ、風呂場まで連れてけ
ないしなぁ。」
仕方がない。
濡らしてきたタオルで
潤の体を優しく拭いた。
ごめんね、って気持ちを込めながら。
意識飛ばしといて、その上体は
不快って最悪だし。
綺麗にし終わると、
俺を襲うどっとした疲れ。
ベッドの誘惑に負けて、
俺も潤の隣に飛びこんだ。
