DAYS
第17章 All I Want For Birthday Is M×A
A side
「んー。…っ。」
目が覚めた時には、
辺りはもう明るくなってた。
今日もいい天気だ!
小鳥さんもちゅんちゅん
鳴いてて、爽やかな朝って感じ。
ゆっくりと体を起こそうとすると、
「ーっ。あーってて。」
腰に激痛。
じーんって鈍い痛みが
俺の腰を悩ませてる。
結局、起き上がることが出来なくて
ぼすん、とベッドに逆戻り。
もう、大の字になって
飛び込んでやったの。
だって、ベッドがふかふかで
気持ちいいんだもん♡
やるでしょ?そりゃー。
「んふふ。」
思いっきり腕を下ろしたら、
こつん。って不思議な音が鳴る。
「いったぁ。
もー、このベッド硬い!」
俺のふかふかタイム←
邪魔しないでよ!
「もー!」
駄々をこねる子供みたいに、
もう1回腕を振り下ろすと
鈍い音がする。
このベッド、ほんと何なの!?
ふかふかタイムがぁ…。←
1人、ベッドにブツブツと
文句を言ってたら、
「…雅紀?」
「ひぃぃっ!」
ひっくーーーーーーい声。
ゆっくり振り向くと、
心底機嫌悪いですよオーラが
バンバン出てる潤の姿。
「わぁぁ!」
「お前、何回したら気が済むんだよ…。」
「あ、あの、ごめん、ごめん。」
すっかり潤のこと、忘れてた。
「まさか、俺のこと忘れてたの?」
「っ!
そんな訳ないじゃん!
ごめんね!潤。」
「はぁぁー…。」
深いため息が出てる、
呆れたって顔してる潤。
凄く申し訳ない気持ちでいっぱい。
…なんだけど、
「ふふっ。」
「あ、今笑った?」
「だって…ぷっ。
潤の寝癖、すごいよ?」
大爆発を起こしてる潤の頭。
機嫌の悪い顔とは違って、
絶好調に跳ねてる髪。
それを慌てて両手で直してる潤が、
堪らなく愛おしくて。
「潤、可愛い。」
思わず、俺からキスをした。
唇を離して、潤を見れば
「顔、赤いよ?」
「うっさい。」
「可愛いね。」
「可愛いのは雅紀だろ。」
責任とれよ?って、
朝からもう1回。
腰がやばいから。