DAYS
第17章 All I Want For Birthday Is M×A
「今日の相葉さん、面白かったですよ。」
楽屋での会話。
話題は雅紀で盛り上がってた。
「もー、笑わないでよ。」
半べそになってる雅紀の顔。
そんな顔も可愛いなぁ、って
見惚れる。
「だって、面白かったもん。」
「確かに。今日の相葉ちゃんの動きは
面白かったよ。」
「リーダーまで…。」
何せ腰が痛いもんだから、
それをかばってる動きが面白くて。
今日の収録は盛り上がった。
しかも、今日の収録の分の放送は
雅紀の誕生日ってこともあって
オープニングから、雅紀率が濃くて。
これは絶対に録画しよ。
そうだよ。
もうすぐ雅紀の誕生日で。
何かしたいな、っていうのは
だいたい決まってきてる。
そろそろ実行に移しておかないと。
「あ、次、俺仕事だ!」
「ほんとだ。相葉ちゃん、次は
ロケだっけ?」
「そー!やばっ、急がないと。」
「気をつけてね!頑張ってー。」
「うん、ありがと!
いってきまーす!」
「腰、お大事に。」
「もー!それ、言わないでよ!」
荷物をばっとまとめた雅紀が
慌てて飛び出していって、
残されたのは4人だけ。
いいチャンスだ。
「なぁ、皆。ちょっといい?」
「んー?どうしたの、松潤。」
「あのさ、もうすぐ雅紀の誕生日じゃん?」
「そうだね!」
「ちょっと、手伝って欲しいことが
あって…。」
皆、それぞれにしていた事を止めて
俺の方を見てくれてる。
「何?出来ることなら、何でもするよ。」
「ありがと。
リーダーと翔さんと飲みに行った時に、
雅紀に何かサプライズしよう、って
話になったじゃん?」
「あー!なったね。」
「それを、誕生日にできないかな、って。」
「サプライズですか。
いいんじゃないですか?
相葉さん、喜んでくれそうだし。」
快く承諾してくれた。
嬉しいね、やっぱり。
嵐でよかったって、実感できる。
「何するか、決まってるの?」
「うーん…。大まかには。」
「細かいことはまだなのね。」
「うん。」
「じゃ、飲みにでも行って、
決めちゃう?」
「いぇーーっ。」
リーダー、テンション高っ。