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DAYS

第17章 All I Want For Birthday Is M×A






「これ飲んで、落ち着いてよ。」


そっと差し出されたのは、
ホットコーヒー。


「ありがと…。」
「ん。」


俺の背中をゆっくりと擦りながから、


「大丈夫?」って。



きっと、俺が自分からいうまでは
深くは聞いてこないと思う。

リーダーはそういう人。



「どう?落ち着いた?」
「うん…。
ごめん、いきなり来ちゃって。」
「ううん。大丈夫。
どうせ暇だから。」


嘘。

リビングには、描きかけの絵がある。




「潤がね…。」
「ん?」
「潤が…。」


話始めたら、また涙が出てくる。

何言ってるのかよく分からないだろうに、
俺の話を真剣に聞いてくれてる。



話終えたら、何だか力が抜けちゃって。


リーダーの方にゆっくりと体を倒す。

支えてくれる腕は温かくて。



心地よくて、頭がふわふわしてくる。



睡眠不足だったっていうのと、
安堵感、泣きつかれもあって
俺は寝ちゃってた。
















何か、暖かくて柔らかいモノが
顔に触れる感触。



「んっ。」


目を覚ませば、
よーく見慣れた天井。


目の前には、



「え…。


潤?」


ずっとずっと会いたかった人。




「へ…。何で。」


俺、リーダーの家にいたはずなのに…。



「リーダーから連絡があったんだ。
雅紀が家にいるって。
迎えに来いって。」


潤が俺の体をゆっくりと起こす。



「ごめんな。」


俺の目を見つめながら、
少し掠れた声で言う。


潤も泣きそうなの…?


俺もごめん。って謝って
潤に抱きつこうー



とした時、


あ…。翔ちゃん。


さっき見た光景が蘇る。



思い出した途端に、涙が止まらない。



「雅紀!?」
「な…んでっ。」
「え?」
「何で、さっき翔、ちゃ、と
いたの?」


あんなに楽しそうな会話、してたの?

翔ちゃんの大荷物、何だったの?
2人だけの秘密なの?

何でこのマンションに
そんなの持ち込むの?



正直な俺の言葉。

全部を言い終わると、



「雅紀。」


そんな優しい声で、呼んでくれるの?

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