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DAYS

第17章 All I Want For Birthday Is M×A





A side



潤に抱えられて、リビングに入れば
メンバーのみんながクラッカーを
鳴らして待ってくれてた。


みんなから祝福されて、
みんなに迎えられて。


…みんなにキス、見られちゃったけど。



「嬉しい。

みんな、ありがとう。」


涙が止まらない。

だって、こんなに嬉しいこと
ないでしょ?


「よかったね、松潤。」
「うん。ありがとう。」


潤がゆっくりと俺を下ろして、


「結婚式、しようね。」
「結婚式?」
「リーダー。」
「うむ。」


え、リーダーいつの間に
着替えたの?


何で神父の格好してるの。



「ほら、雅紀。」


ここにおいで、って
手招きしてくれてる。


誘われるように、
潤の隣へと歩いていく。



「えーっと。んっ。


良き時も悪き時も、
病める時も健やかなる時も、

共に歩み、
愛を誓い、互いを想い、
互いに寄り添い合い、

生きていく事を誓いますか?」
「はい。」
「誓います。」
「それでは、誓いのキスを。」


潤と向かい合えば、
目と目がぶつかる。


少し照れくさくなって、
くすっと笑う。

それが堪んなく幸せで。


ゆっくりと顔を近づけて、
唇を重ねる。


今までのどんなキスよりも、
幸せで、
心がいっぱいになった。



「はい。じゃあ、今から2人は
夫婦ね。」
「おめでとうございます。」


暖かい拍手で部屋が満たされる。



「いいお嫁さんもらったね、松潤。」
「ちょ、翔。」
「ぐふっ。」


ニノに、肘をいれられてる翔ちゃん。


「雅紀は俺のだから。」


ぎゅーーーーっと抱きしめられる。



「じゅ、苦しっ。」
「あ、ごめ。」
「入る隙なんてないくらい、
ラブラブじゃん。」
「うん。そうだね。」


みんなの会話は耳に入ってない。

抱きしめられてる潤の体温に、
心まで暖かくなる。



「潤。」
「ん?」
「ありがとう。」
「うん。」
「俺、幸せだよ。」
「俺も。」
「責任取ってね。

…一生。」


照れくさいけど、
今日は言いたいの。


大好きって。
愛してるって。

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