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DAYS

第21章 愛を込めて花束を S×N





「さ、俺たちは帰ろっか。」
「そうだね。」
「え!?帰るの!?」


和が、目をうるうるさせながら
相葉くんたちを見てる。



「だって、邪魔になんない?」
「なんないよ!」
「だって、せっかく2人の新婚旅行だし…。」
「みんな…いてくれないの?」


さっきの5倍は、甘えた声で言ってる。



そんな顔、他のヤツに見せんな。


メンバーにまで嫉妬してる、
俺って心が狭いのか?



もんもんしてたら、難しい顔をしてた
らしく、


「翔くん。顔が怖いよ。」って
智くんに笑われた。



「和もそう言ってるし、一緒にご飯
食べようよ。

こんな凄い量、俺たちだけじゃ
食べ切れないし(笑)」
「いいの?」


松潤が遠慮気味に聞いてる。

それに和は嬉しそうに、


「みんなでお祝いしてよ。」って。


…やる事の全部が可愛い。


松潤も顔、赤くなってるじゃん。

それを見逃さなかった相葉くんに
怒られてるけどね(笑)


「俺より、ニノがいいの?」
「いや、違うって!」
「だって、思いっ切りデレてたし…。

俺にはそんな顔しないのに…。」


わちゃわちゃやってる2人を放って、

キラキラした目でご馳走を見てる
和と智くん。


その2人が妙に可愛くて、
思わずスマホで写真を撮った。

その後、照れた和の顔も。

相葉くんと松潤のわちゃわちゃもー…って、


え!? 相葉くん泣いてるの!?



「俺より、ニノなんだぁ…っ。」
「だから、違うって!」
「何が違うのぉ…?」

「お前といる時は、格好よくいたいの!
1番いいところを見て欲しいから。

確かに、デレたけど…。」
「やっぱりデレたー…」


「でもお前が1番だから。
お前の事が好きだから。

…愛してるよ。」



2人のやり取りに、

何ていうか…感動した。


あー、愛ってすげーなって。

愛って深いんだなって。


愛ってこんなに美しいんだなって。



俺たちのいることを忘れてるのか、
2人で熱いハグを交わして、

キスしてー…っ




「わぁぁぁ!ストップ!」
「あ、みんないたんだ。」



オープンすぎんだろ。

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