DAYS
第3章 心の中と頭の中 N×O
N side
のぼせたのか、
俺のほうにふらーっと倒れてきて
慌てて抱きとめる。
智の体を抱えあげて、
急いで風呂場を出ると
バスタオルで智の体を軽く拭いて、
バスタオルごと智を抱えて
寝室に運ぶ。
ベッドに下ろすと、布団を掛ける。
キッチンから水を持ってきて、
「智。智。」
声が聞こえたのか、
智の目がゆっくりと開いてゆく。
俺だけが、智の瞳に映る瞬間。
「水、飲まないと。」
「…和が飲ませてよ。」
…今日の智、可愛すぎる。
水を一口含んで、
智の口の中に流し込む。
「…んふっ、は…。」
飲みきれなかった分が
口の端からつーっと零れていく。
首筋に零れていく水が冷たかったのか、
「ひゃっ。」
って声を上げて、体をびくつかせてる。
…その反応が可愛くて、
もう一回見たくなっちゃって。
「智、まだ体熱いでしょ。
…冷ましてあげるからね?」
「へ?」
もう一度口に水を溢れるくらい
含んで、
智の口に半ば強引に流し込む。
「…んんっ、んぁ…。」
案の定、飲み切れない水が
首筋に流れて、冷たさに体を震わせてる。
「和、遊んでるでしょ。」
智が拗ねたように、
口をとがらせてそっぽ向いてる。
露になってる首筋に下を這わせると、
「ん…あっ。」
甘い声が漏れ出す。
久しぶりのその声に、
どんどん気持ちが昂ってくる。
布団を端へどけようとすると、
「あ、やだ。」
って、布団を引っ張るから
「なんで?」
「だって、恥ずかしい。」
「ちゃんと智のこと見たいの。」
って、強引に布団を引くと、
ベッドの外に放り投げる。
恥ずかしがる智を尻目に
硬く尖っている乳首に下を這わす。
「んっ、んっ…ふっ。」
声が出るのを気にしてるのか、
唇をきゅっと噛んで我慢してる。
「声、我慢しないで。」
そう言っても首をぶんぶん
横に振るだけで。
指で智の唇を撫でると、
口をこじ開けて中に侵入させる。
「んぅ…ふ、ふぁっ。」
甘い吐息が次々と零れてくる。
その時、太ももに硬い感触。
「智、感じてるの?」
「んぅ…はぁ。だって…。」