無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

そう言うと、翔の両手が
俺の腰をがっしり掴んで

上から押さえるように力を加えられた、


と同時に、下から突き上げられて



「ああああっ！」



目の前が真っ白になるほどの
快感が、俺の体全部を呑み込む。



体ががくんがくんと揺れて、
安定しない。

そんな俺の体を支えるように
腰を強く掴んでる。



何度も強く下に押し付ける。

その度に、体をはしる電気ショックみたいな
強烈な快感。



「ぁ…、は、ぁあっ。やっ、あっ。」
「和、…はぁっ、和。」



もう声も上げられないほど。


自分の腕では体を支えるきれなくなって、
翔の胸に吸い込まれるように体を倒す。



「も、力入んな、いよ…っ。」
「…しっかり掴まってて。」
「え？

っ。あ、あ、あああっ。」


くてんと翔に体を預けてる俺ごと
抱えて、翔が体を起こす。


「ふぁっ…。」


翔の太ももの上に、乗ってる俺。



「和、ナカやばっ。」


自分でもよく分かる。

翔のモノを締め付けてること。


俺の体は欲張りみたいで、
翔のモノ全部を欲しがる。

呑み込もうとする。



「動くよ。

今日はこれで最後ね。」


抜けるぎりぎりまで抜いた、

と思えば、一気に奥まで突いてくる。



「ぁあああっ！！」
「っわ、すご…っ。」
「も、ダメぇ、やっ、ああぁ。


ね、お願い。」
「ん？」



こんな時だって、爽やかな笑顔。

…悔しいけど、格好いい。

だけど、余裕のない顔、
俺好きだよ。


俺がさせてるんだ、って嬉しくなる。



「さいごっ、ね。」
「うん？」
「いっしょ、に、

イって…ね。」


精一杯の俺の言葉。


せっかくの新婚初夜。

影響され過ぎな気もするけど。


こんないい日なんだから、仕方ない。



俺の言葉に、ラストスパートを
かけるように、翔が動く。

俺のナカを掻き乱す。


ずっと感じてたいけど、

やっぱり終わりがある。



「ああっ、あっ…っ！」
「…っ、は、はぁ。」


全く力の入らない体を、
翔がゆっくりと寝かせてくれる。


薄れゆく意識の中、

翔の優しい顔がはっきりと見えた。