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O side


俺の中に入ったままだった
和の指がくいっと動く。

「あ、ダメ。…んぁっ、イッたばっか…ん。」
「智が可愛いのが悪い。」


止めてくれる気配なんてなくて、
むしろどんどん抜き差しが早くなる。


「あ、あっ…はあっ、んー。」

ー声が出るの、抑えらんないよ…。



もう何本入ったか分からない指。
たぶん三本くらい？
も、そんなことを考える余裕すらない。

さっき一度出したのに、
俺の中心はまた熱を持ってて。
体の中心でそびえ立っている。


「ね、も…あっ。んん。」
「またダメ。久しぶりだから。」


中の指がばらばらに動いて、
何度も何度も、俺のイイところに触れる。


そして、ゆっくりと中を拡げてるように
動く和の指。
全部が優しさで。



ー今もそうだよね。

何かを我慢するように唇を噛んでるのも、

顔が赤くなってるのも、

呼吸が荒くなってるのも、
我慢してくれてるからで。

傷つけないように、っていう
和の優しさで。


一応俺も男だから、
我慢するのが大変だって分かる。

その証拠に、
俺の腹の辺りには硬く立ち上がっている
和のソレが当たってて。

何度も、はぁって熱い息を吐いてる和。

柔らかく、蕩けるまで後ろを解かされて、
それでも入念に準備してくれてる。

優しいのは分かってる。
俺のためだって分かってる。


ーでも、和にも気持ちよくなって欲しいから。

「和、ね、もー…っ
挿れて？」

そう言って、自分から脚を開いて
和を誘う。

「もー…。」

って困ったような顔をする和。

「あんまり煽っちゃ…ダメだよ。」
「も、挿れて。お願い、欲しいっ。
和、かずっ。」

何度も名前を呼ぶと、
くちゅっと音を立てて
和の指が抜かれたー…


と、同時に和の熱い塊が俺の中に入ってくる。

「あー…。んん。」
「んっ…すごっ。智、力抜いて？」
「わかんなっ、あっひゃっ。」

乳首を摘まれて、体がびくっと跳ねる。
体が跳ねたのと同時に
和のが奥まで収まった。