DAYS
第3章 心の中と頭の中 N×O
最初はどうしても苦しくて。
そんな俺をわかってくれてるのか、
乱暴なことは絶対にしない和。
慣れるまでじっとしてくれてる。
でも、その優しさも
今はただ焦れったくて。
早く和にも気持ちよくなって欲しくて。
自分からゆっくりと腰を動かす。
「え、ちょ智。無理しちゃダメー…」
「無理してない。
…和も気持ちよくなって?」
和が俺を見つめて、きゅっと唇を噛む。
「もー…知らないよ?」
「あ、あ、うぁっ。」
和が俺の肩を掴むと、
ぐっと下に力を加える。
それと同時に腰を突き上げるように
動かしてくるから、
「あ、ふかっ…んんぅっ、おくぅ…。」
「は…。智。」
名前を呼ばれて、和の顔を見ると、
「んんっ、んふっ…あっ。」
深くキスをされて、頭が真っ白になる。
体が、すっと溶けていくみたいに、
どんどん熱くなる。
和が俺を見る目はオスで。
俺を捉えて離さない。
触れるたびに、
触れられるたびに、
「あいっしてる…あっ。あっ。」
好きなんかじゃ足りない。
大好きでも足りない。
愛してる以上に愛してるの。
「俺も…。」
和が俺の手を握ると、
目に、
鼻に、
口に、優しくキスを落としてくれる。
その間も、腰はずっと動いてて、
甘い刺激が体の中を流れ続けてる。
やがて唇が下に下がってきて、
ぺろっと俺の乳首を舐めると
甘噛みされて、
頭の先からつま先にまで
痛いくらいの刺激が俺の体を突き抜ける。
「あああ。…ふぁっあっ。」
「んっ、また締まった…。
中、すごいうねってるね。
そんなに欲しかったの?」
ードSに拍車がかかってる…。
悔しいくらい、自信のある笑顔で
言われて。
「や…恥ずかし、からぁ…。」
両手で顔を覆おうとすると、
「ダメ…。顔見てたい。」
って、両手を顔の横に押し付けられる。
恥ずかしさと、
絶え間なく与えられる快感に、
目尻に溜まっていた涙が零れた。