DAYS
第1章 日常 N×A
覚醒しきれていない頭を、フルに回転される。
「雅紀が可愛いから、俺の息子も起きちゃった。」
憎たらしいくらい可愛い笑顔で、
俺を見つめてくる。
いや、可愛く言ってるけど、ダメでしょ!?
「いや、だってまだ朝だし・・・。」
「ダメ・・・?」
和はずるい。
俺が嫌だって言えないの、わかってるくせに・・・。
「い・・・いよ。」
って言ったと同時に、和の唇が重なる。
「ん・・・んふっ。ふっ、は・・・。」
突然のキスに息をするのも間に合わなくて、
空気を求めて少し口を開けると、
待ってましたとばかりに、和の下が俺の唇を
舐めて、口の中へと入ってくる。
「ぁ・・・。ん、んん、・・・ふっ。」
息苦しくなって、和の肩を叩くと
やっと唇が離れた。
「・・・はぁ。はぁ。」
キスだけで、こんなにも翻弄される。
やっぱり和はずるい。
「雅紀。」
名前を呼ばれて顔を上げると、また唇が重なる。
さっきよりもずっと深いキスに、
頭がぼーっとしてくる。
「んん、・・・は、あっ。んふっ・・・」
体の力が入らなくなって、こてんと和のほうに
体を倒すと、そのままベッドに押し倒さる。
じーっと見つめられて、恥ずかしくなって
バッと、腕で顔を隠そうとすると、
「ダーメ。」
って、腕を捕まえられて
顔の横に押し付けられる。
「・・・っ、恥ずかしいから。」
「うん、知ってる。だって、恥ずかしがってる
雅紀、可愛いんだもん。」
そういうと右手で俺の両腕を押さえつつ、
左手をシャツの中に侵入させてくる。