DAYS
第24章 じゃなくって A×N
まぁーくんが笑顔で俺を見てる。
眩しすぎるくらいの笑顔が
俺を見てる。
朝からそんな爽やかな笑顔
しないでよ…。
格好いいけどさ。
何も言えないで、
ただじーっとまぁーくんを見るしか
出来なかった。
そうしたら、
「…ふふ。
さ、起きよっか。」
「え!?」
「え?って…。」
「だって…。」
「朝は生理現象でしょ?」
よいしょって、本当にベッドから
起き上がろうとしてる。
「やだ。行かないで。」
「でも起きなきゃね。」
「まだ寝てても大丈夫だって
言ったの、まぁーくんじゃん。」
「や、そうだけど…。
お、お腹空いたから。」
嘘。
まぁーくんだって、反応してんじゃん。
我慢、してくれてるんでしょ?
俺の体の事を考えて。
「お腹はあとでいいじゃん。」
「や、でも…。」
「もーー!」
優しいけど!
その優しさも、今は焦れったい。
「っわ!
ちょ、和!?」
「じっとしてて!」
まぁーくんの上に乗っかって、
動きを封じ込める。
ぜーったいに逃がさないから。
「まぁーくんが欲しい。」
「いや、でも、ダメでしょ?
腰、辛いでしょ?」
「もー、大丈夫。」
「いやいやいやいや。」
「大丈夫ったら、大丈夫なの!!
まぁーくんだって…。」
もうすっかり形を持って、
硬くなってきてるまぁーくんの。
ズボンの上から、つーっと撫でると
「ぅあっ! ちょ、和!
ダメだって!」
「うっさい!」
無理やりキスをして、
まぁーくんの言葉を飲み込ませる。
唇を離して、まぁーくんを見ると
「はぁー…。」
眉毛を八の字にして、大きなため息を
ついて俺を見る。
「和。」
「…。」
いつもよりも低めの声。
「…ごめんなさい。」
体のことを心配してくれるのは
分かるけど…。
我慢するの、もう無理なの。
せっかく2人でいるんだもん。
どこまでも一緒になりたい。
「俺こそごめん。」
「…へ?」
「もう止まんないから。」
そういうとすぐ、
天と地がひっくり返った。