テキストサイズ

DAYS

第25章 with YOU M×N










M side






「あ、じゅんーー♡」
「…ナニコレ。」



1時間近く仕事を巻いて、
ウキウキ気分で車に乗って帰ってきたら


これ。




せっかく2人であんなことやこんなことが
出来ると思ってたら、



「あ、まちゅじゅーん!」
「おかえりー。」



酔っぱらいが3名いらっしゃる。



「ねぇ、ねぇ、じゅんー♡」


酔った和の破壊力がやばい。

たまに飲んでるけど、ここまで
ベロンベロンになってるのは
見たことがなかった。



可愛いなぁって、そんな気持ちに
浸る余裕なんてない。

四方が酔っぱらいに挟まれてる。



しかも、
相葉くんもリーダーも

和に抱きついてるし?


和は、


「んー…、ふふふ。」って
まんざらでもない顔してるし?





「はぁ…。」


この状況に、思わずため息が出た。


だって…。

せっかく仕事巻いたのに。

2人でゆっくり出来ると思ったのに。



そんなことを考えたら、
またため息がこぼれた。



そんな時に、和が

「潤も、ここ、おいで?」

って。


頬を赤くして。

うるうるした瞳で。

酔ってるからか、口調もふわふわしてて。


缶ビールを片手に持って、
俺の方を見て振ってる。


その缶を、和から受け取ると


「潤も、乾杯。しよーね?」


…鼻血出たかと思った。


ダメだ。

このままだったら、俺押し倒す。



シラフじゃとてもじゃないけど
ダメだから、とにかく酒を煽った。


こんなめちゃめちゃな環境さえ
忘れられるように。



大野さんは、すぐに寝た。

ラグの上でぐーすか寝てる。



相葉くんも、しばらくは

「ねぇねぇねぇ!まーーつじゅんっ!」


ものすごいテンションだったけど、
見事に撃沈して寝てしまった。




リビングには俺たち2人、だけ。


和も口数が少なくなってて、
ラグにごろんと寝転がってる。



「…和?」


声をかけると、


ころんと寝返りを打った和の瞳と

目が合った。






「…潤。



やっと2人っきりだね。」



…あれ?

酔ってたんじゃないの?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ