DAYS
第25章 with YOU M×N
そこからは、女子会みたいな
会話を深夜まで続けて。
顔を真っ赤にしてる相葉くんを
見てたら、
和に怒られた。
「鼻の下、のびてる」って、
ぎゅっと太ももをつねられて。
妬いてる和が可愛いって言いたかったけど、
これ以上つねられるのはごめんだから
心の中で言っておいた。
もう日付も変わってかなり経つころ、
相葉くんとリーダーが寝た。
今にも寝ちゃいそうな和に
「和。」
そっと声をかけたら、
「…ひゃっ。」って、飛び起きて。
「ごめん、寝てた?」
「んーん…。眠くない…。」
目もちゃんと開いてないのに
よく言うよ、ほんと。
「ここで寝たら腰痛くなっちゃうよ?」
「んーん。眠くない…。」
もう会話も成り立たない。
こんな状況にちょっと苦笑するけど、
こういうとこも好きなんだよ。
素直じゃない和も。
ちょっと不器用な伝え方も。
お酒飲んだら出る、甘える和も。
眠くなってきた時の緩い口調も。
全部好き。
「和。寝室行こうね。」
「んー…。」
もう眠る5秒前です、って感じで
俺に腕を伸ばしてくる。
その腕を掴んで引き寄せて、
ぎゅっと抱きしめて抱っこする。
「ふふー…。」
俺の首筋に当たる、和の吐息。
ふわふわの髪が擽ったい。
「じゅんー…。」
「ん?」
「…すー…。」
夢か。
なぁ、和。どんな夢見てるの?
夢の中まで幸せだと嬉しい。
寝室に入って、和を下ろそうとすると
「やだぁ…。潤も、いっしょー…。」
って、ぎゅーーっと抱きしめられる。
「ちょ、くるしっ。」
「潤も、和といっしょに、ねる…の。」
「分かった、分かった。
寝る!寝るから!」
そういうと、安心したように
絡めていた腕の力を緩めてくれた。
そのまま脱力して、和がぱたんと
ベッドに沈み込む。
「潤ー、どこぉ…。」
さ迷うように手を動かしてるから、
その手をぎゅっと掴んで
「ここだよ。」
っていえば、
嬉しそうに。
にこって。
その笑顔で俺まで幸せになる。
…溜まるもの溜まってるけどね。