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第26章 熱さまシート S×A










今日は、変な夢を見た。

だけどとってもとっても幸せな夢。



俺の腕の中には、子供がいて。

それを覗き込む翔ちゃんがいて。



「パパでちゅよー。

はぁ…。ほんっとに可愛い。
天使だ…。」
「んふ。可愛いねぇ…。

目元がパパに似て、くりくりだね。
将来はモテモテな女の子になるね♡」
「そうかぁ?

鼻筋も通ってるから、
雅紀に似て美人になると思うよ?」


何て、お互いをベタ褒めしてる俺たちと
その間にいる俺たちの子供。


俺の理想の未来。


幸せな夢なんだけど、
どこか寂しい気持ちになるのは
仕方ないよね。


「あれ?泣き出しちゃった。」
「あ、お腹空いたのかな。」
「お。お乳タイムだ。」
「その言い方やめてよ…。」


ニヤニヤしてる翔ちゃんをよそに、
いそいそと母乳の準備をしてる俺。



「やっぱりお腹空いてたんだね。
たくさん飲んでる。」
「いいなぁー…。コイツは。
雅紀のおっぱい吸えて。」
「はぁ?何言ってんの。」

「俺もほしいってこと♡」
「えぇ!?」



翔ちゃんの唇がゆっくりと
胸に近づいてて。

舌が触れて体が跳ねる。


妙にリアルな夢。







「んぅ…ぁっ。」


何だか、緩い刺激で目が覚めた。

体があっつい…。



もぞもぞと体を動かすと、


「ひゃぁっ。
翔ちゃん!?」
「んー…ふふ。」


俺の胸に顔を埋めて、
乳首をちゅっと吸ってる。


その光景にも、
その行為から与えられる刺激にも、

頭がまったくついていっていない。



「あ、雅紀起きた。」

「起きた、じゃないよ…。

あっ、翔ちゃん。何してんの?」
「だって、目が覚めたら
まぁーくんが半裸で寝てたんだもん。

襲ってほしいのかと思って…。」

「っ!翔ちゃんのバカ!」



まだ熱が残ってるみたいで、
頬が赤い翔ちゃん。

まだ俺のことまぁーくんって呼んでるし。




そのあとも、翔ちゃんの猛攻は続いて。

そりゃーもう…ごにょごにょ。


やっと翔ちゃんが寝た時には、
体の力なんて入らなくて。


「もー…。

翔ちゃんのバカ。」

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