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第28章 ヤキモチの答え M×A










S side





リビングのラグの上。



服も着替えないで、そのまんま。


体育座りで愛しい人の帰りを待つ


…んだけども。




「和ぅー…。」



仕事が終わって、
今は2人の家に帰ってきた。


…和は、潤を引っ張って
どこかへ飲みに行ったけど。



「もー…。何なんだよ…。」




結婚してから、はやもう3ヶ月。


可愛くて純情で、

「翔…」って照れた様子で
俺の名前を呼んでいた和はどこへやら。


…なんか俺、
尻に敷かれてるような気が…。


和の機嫌が悪くなって、
むすっとすることはよくあること。



だけど…。

勘違いかも知れないんだけど、
相葉くんには特に、だと思う。


もちろん、智くんとか潤と
スキンシップをとったり、
話したりしてると視線を感じるし。

唇を尖らせて、
なーんかご機嫌が斜めになってる時も
あるけど。


大抵は、

「ごめんね?」って言って。

頬にちゅっとキスを落として。
愛をいっぱい込めたハグをして。


そしたら、

「…許す。」


真っ赤な顔して言うんだよ。

堪んないでしょ。


そんな可愛いところを見たら、
そりゃー…ね。

男なら我慢出来ないでしょうよ。


男、櫻井翔。
我慢出来なくなるでしょうよ。


だから局のトイレでもー…。




だけど、相葉くんの時は
そうもいかない。

なんでか分かんないんだけど…。


俺だけじゃなくて、
相葉くんにもあたりがきつくなるんだ。



今日だってそうで。

何でなんだろうな…。


ただでさえ、俺はものすごく緊張してる。


何でって、そりゃー…。


「ああああああ!!

もう…ほんとにどうしよ…。」


この事で、最近相葉くんに
相談に乗ってもらってた。


「大丈夫…って言ってくれるけど…。」



不安で不安で堪らなくて、

相葉くんに電話をかけた。

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