
DAYS
第31章 Make your ... O×N
O side
いつものように、楽屋の畳に
ゴロンと寝転がって。
いつものように
深呼吸をしてたら、眠たくなってきて
ゆっくり意識を手放して。
心地よい夢の世界を
散歩していた。
その散歩の途中。
急にあたりが暗くなって。
幸せほわほわタイムが
消えていく。
そんな時、なぜかぱっと目が覚めて。
ぼやーっとした視界の中、
相葉ちゃんとニノが
くっついてるのが見えて。
「脈ありなんじゃない?」
ニヤニヤした顔で、
ニノのことを見てる相葉ちゃんの言葉に
真っ赤な顔をしてるニノ。
その顔を見て、思った。
可愛いな、って。
それと同時に、何だかモヤモヤした。
そんな顔、見たことないよ。
相葉ちゃんの前では、そんな顔を
するんだね。
「なにこれ…。」
よく分からない、この感情。
ただでさえ疎い俺に、
こんな難しいことは分かるはずなくて。
「って、可愛いって…。」
モヤモヤは消えてはくれなくて。
幸せな俺の夢の散歩が…。
気が付けば、2人っきりの楽屋。
残されたニノの顔をちらっと見れば、
恋してる顔だった。
何が恋してる顔って言えるのかは、
よく分からないけど…。
でも、そうだったんだ。
恋してる顔だった。
やっぱり可愛くて。
でも、それ以上に
やっぱりモヤモヤしてて。
