DAYS
第1章 日常 N×A
「ひゃっ。あっ・・・はっんっ。」
ゆっくりとなぞるその指は、まるで焦らすような
手つきで、腰が揺れる。
「雅紀?これで足りるの?」
「たり・・・ないっ、あっ、んっ。」
「どうして欲しい?」
耳元で囁かれて、体が震える。
和の熱い吐息がほぉうっ吐かれる度に、
何度も何度も奥が疼く。
「おねがっ、直接触って・・・。」
和の目を必死に見つめて言う。
「雅紀、それは反則・・・っ。」
俺の下着を、スウェットごとぽーんと脱がすと、
ゆっくりと俺のモノを上下に扱く。
いやらしい水音と、俺と和の吐く息の音が部屋に
響いている。
「すっごい濡れてるね。感じてたの?」
って言って、俺の雫で濡れた手を見せてくる。
「やだっ、恥ずかしいからぁ・・・、あっあっ。」
「感じたの?」
和の舌が、首筋を撫でるように這う。
「あ、あ、感じました・・・あっ。」
「素直だね。」
だんだんと和の手の動きが速くなる。
「あ、あ、んー。・・・っ。和、あ、あ。」
「イキそう?」
「ん、やっ、あぅ、ふっ・・・。」
もうすぐでイキそうだってとき、
和がふと手を止める。
「なんで・・・?」
「お願いしてごらん。」
それだけ言って、和はまたゆるゆると手を動かす。
お願い?
「やっ。あっ、あっ、んーっ。・・・はぁ。」
「イきたいよね?」
乳首を甘噛みしながら、手を休めることなく
余裕の笑顔で聞いてくる。
悔しいけど、余裕なんて無くて、
「・・・っ、イきたい、・・・和っ。」
「んー?」
黙って和の目を見つめて、
「イか・・・っせてぇ・・・あっあっ。」